- 2019/02/01
中国春節は、もはやインバウンド集客の絶好のチャンスではない~2019年の春節は2月5日~
中国は、まもなく旧暦の正月にあたる「春節」を迎えます。
それに伴い、12月以降、弊社への春節に関するお問い合わせが増えております。
2019年の春節は、2月5日。前日の4日(大晦日)と5~7日の三が日(旧暦の1月1日~3日)に、週末の8~9日を加えた7日間が連休となります。いつを春節の連休にするかは旧暦の1月1日を参考に、毎年、政府が決定します。発表は、遅い時は1月に入ってからということもあります。
年によっては、春節が1月の下旬で、1月に連休の一部が含まれることもありますが、「連休の全部またはほとんどが2月」という年が大半です。
ちなみに、2015~18年の春節は以下の通りです。
2015年 2月19日
2016年 2月8日
2017年 1月28日
2018年 2月16日春節は大型連休ということで、訪日旅行客も増え、インバウンド集客を強化すべき時期というイメージが定着していますが、果たして、現在でもそうなのでしょうか。2015~18年の訪日外客数の推計(出典:日本政府観光局(JNTO))を元に作成したグラフをご覧ください(2018年12月は未発表)。
2月の訪日中国人観光客数は、12か月中、上位をキープしているとは言いがたいのが現状です。
1~12月を訪日観光客の多い順に並べた場合の2月の順位は、以下の通りです。
2015年→9位
2016年→8位
2017年→11位
2018年→4位学校が長期の休みになる7、8月は安定的に上位をキープする傾向にありますが、それ以外は、春節のある2月も含め、その年、その時々のさまざまな要因が複雑に絡み合い、結果的に、多かったり、少なかったりしているとみるのが妥当ではないでしょうか。
J遊のデータ(2015~2018年実績)からも、同様のことが見て取れます。
中国人観光客の訪日状況やニーズは、年単位ではなく、日々刻々と変化しています。インバウンド集客において、春節は絶好のチャンスとはいえないどころか、春節にフォーカスすることは無意味と言っても過言ではありません。
春節の約1週間の連休だけに限れば、観光客数や消費額は他の1週間に比べ多いことは予測できますが、わずか1週間のためのプロモーションで費用対効果を期待するのは難しいでしょう。
J遊プロモーションサービスでは、パートナーや3つの媒体を最大限に活用し、めまぐるしく変化する中国インバウンド市場において、年間を通じてアプローチするご提案を行っております。
今後、当プロモーションの柱となる「EC百貨店」も、まもなくオープンとなります。
▼EC百貨店
http://www.breeze-trees.co.jp/ec-promotion/EC百貨店は、日本名品の条件を満たした商品のみを掲載できる媒体であり、高い満足度を得られることが予測されます。気に入った商品は、再訪時のリピート購入につながるため、通年、顧客にアピールできる場として、ご利用いただけます。
自社の魅力的な商品を、訪日中国人観光客にPRしたい企業の皆様からのお問い合わせをお待ちしています。
- 2018/11/15
中国国慶節、旅行者はどこで何をする?~トレンドは「買う」から「遊ぶ」へ~〈データ〉
中国では10月に一週間の大型連休「国慶節」を迎え、多くの中国人が国内または海外旅行に出かけました。中国のネット上で、観光機関発表とされているビッグデータによると、国慶節の間に海外旅行をした中国人旅行者数は延べ700万人、訪問国および地区数は100か国以上にのぼったということです。
そのデータによると、今年の国慶節期間中、中国人旅行者が多く訪れた上位国及び地区は以下の通りです。
1位 タイ 2位 日本 3位 香港 4位 ベトナム 5位 シンガポール 6位 台湾 7位 韓国 8位 インドネシア 9位 マレーシア 10位 アメリカ 個人旅行者の間で最も人気のある国は日本で、都市は東京でした。
少し前まで、中国人観光客といえば「爆買い」を連想していましたが、ビッグデータによると、今年の国慶節期間の海外旅行観光客には、「遊ぶ」が「買う」に代わるトレンドになっているようです。
ご当地のグルメや風習を体験したり、文化や芸術を楽しんだり、特色のあるイベントに参加したりする中国人旅行者が増えています。ショッピングの内容も、炊飯器や温水洗浄便座などの家電、高級ブランドの服や靴よりも、最近は化粧品、個性や実用性を兼ね備えたグッズ、ご当地の美味しいグルメなどに消費する傾向が強まっているようです。
訪日客数の約1/4を占める中国人観光客に関するデータは、インバウンド市場にとって非常に意義がある情報であると思います。J遊では今後ともこのような調査とデータに関心を持ち続け、中国人観光客のニーズやトレンドをつねに把握しながらJ遊プロモーションサービス事業を推進してまいります。
- 2018/11/07
J遊旅行者は、どこの空港を利用する?〈リサーチ〉
現在、準備中のEC百貨店(ECショップ)は、訪日観光客が帰国の際に日本の空港で荷物を受け取るしくみになっています。
そこで、複数の中国現地旅行会社に、J遊旅行者の空港利用に関する簡単なリサーチを行いました。
▼利用の多い空港ベスト3
1位 関西国際空港
2位 成田国際空港
3位 羽田空港利用パターンは以下の通りです。
1.往復とも同じ空港
2.東京の空港から入国→大阪の空港から出国
3.大阪の空港から入国→東京の空港から出国また、上記以外に名前の挙がった空港は以下の通りです。旅行者の居住地域により、利用する日本の空港の傾向に違いが見られます。※( )内に明記
4位 新千歳空港
5位 那覇空港(江蘇省より)
6位 中部国際空港 札幌新千歳空港(天津より)
8位 福岡空港
9位 富山空港(大連より)上記のデータを参考に、今後のEC百貨店の展開に生かしてまいります。
J遊通信
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